【オートバイ】HONDA ジャイロXの不調への対応(吹け上がらない、エンジンぼこつき、エンスト等)
普段の買い物等で重用している「ジャイロX」。
ここ数週間で、アイドリングはするものの、アクセルを開けると吹け上がらず、エンストしてしまう状態になってしまいました。
冬場くらいから、上記の症状は出てきていたものの、一度エンジンがかかってしまえば、走ることができたので、そこまで気にしていませんでしたが、ついに走らない状態となってしまったので、現在の状態などを確認し、必要そうなアイテムを揃えて整備してみることとしました。
一通り実践してみたことをまとめてみたいと思います。
しかも、この症状が確定的なものになったとき、自宅近くの坂の下まで運転していたので、帰りに押して帰ってくるのがきつかったです。
さてさて、なぜこのような状態になったのかについて、ネット等で調べてみたところ、以下のとおりでした。
どれも、購入して以降、触れた箇所がなかったため、一通り確認してみることとしました。
なお、当方のジャイロXは、2003年製でTD01の後期型です。
火花(スパーク)が弱いから、アクセルを開けても失火してしまうのであろうという予想です。
なので、バッテリーはこのタイミングで交換するのが良いと思って、以下の製品を購入しました。
久しぶりに大手メーカのGSユアサ製にしてみました。

↓ジャイロXのバッテリー
電解液注入・充電済みタイプで商品到着後すぐに車両への取り付け可能と説明書に書いておりましたが、念のため充電器で充電してみました。
充電から10分も経たないうちに、満充電となったので、しっかりと充電されていたようです。
さっそく取り付けてみると、ライトの点灯の具合が断然良くなったので、期待ができる!と思ってエンジンをかけたところ普通にアイドリングし始めました。
が、アクセルを開けると、「ブロロ、ヒューん。。。」とエンストしてしまいました。
なので原因は、バッテリーではなかったぽいです。
プラグをとってみると、先端部分がガソリンで濡れていたので、念のため交換しました。
また、濡れているということは、キャブレターにはガソリンがしっかりときている証拠であるため、燃料供給ラインにはおそらく異常はないと思いました。
念のため、キャブレターに接続するガソリンラインと2stオイルラインを取り外してキックしたところ、ガソリンが勢いよく噴射したので、燃料供給ラインは生きていると確信しました。
さらにキャブのドレンボルトを緩めると、ガソリンがドレンホースを伝って出てきたので、キャブにもガソリンが溜まっていることも確認しました。
どうやら負圧漏れによるものではないようです。
また、エアクリーナーボックスを開けて、フィルターの状態を見てみると、目立った詰まりはなく、ほぼ新品同様でした。
もし負圧漏れやエアクリーナー詰まりがあったら、アイドリングもしないと思うので疑うべきは、燃料の濃さが上手く調節できていないのでは?という段階に突入しました。
そもそもオートチョークは、冬の寒い時期にエンジンを始動させるために、ガソリンの濃度を温度センサーを通じて調整するものとのこと。
これが壊れると、エンジンが温まってチョークがOFFになっているはずがONのままになっていたりすることがあり、この状態でアクセルを開けるとめちゃくちゃ濃いガソリンを燃焼室に送ることになるため、エンジンがストールしてしまう。。。ということがあるようです。
しかも厄介なのが、壊れるときはいつもON状態のときが多いということらしいです。
まさに原因はこれかも!と思って早速、代替品を探してみることにしました。
探してみたところ、どうやらオートチョークとは別に手動チョークというものがあり、2,000円程度とのこと。
別に手動でも煩わしさを感じていないため、手動のものを購入することとしました。

さっそく設置してみました。

チョークをOFFにして早速エンジンをかけてみると、夏場だからかすぐにかかりました。
そして、アクセルを捻ってみると、吹け上がり、前進し始めました。
やった、これで直った!と思った束の間、すぐに「ブロロ、ヒューン・・・」とエンストしてしまいました。
これで前途多難となりました。
しかし、マフラーは結構入り組んで設置されているため、取り外して清掃するにも手間がかかるので、これは避けたいと思っていました。
まだ、確認していない箇所としては、キャブレターくらいでしたので、一番確認しやすいジェットニードル付近をみてみることにしました(黄色く囲った位置にあります。)。

ジェットニードルを上下させる機構がうまく働いていなければ、ガソリンが逆に燃焼室の方へ供給されないと思ったからです。
上の蓋は、手で回すことができるので、取り外してみると、スロットルを回すとしっかりジェットニードルが上下方向に動くので問題はありませんでした。
一方、ジェットニードルの先端部に、透明なガムっぽい粘着物(1mm未満)が少し付着していました。
念のため、爪で取り除いてパーツクリーナーで洗浄してから、元の状態に設置し直しました。
期待感は薄いと思いながらも、再度エンジンをかけてみると、なんと吹け上がりが良好となり、しっかりと走り出すことができました(笑
その後、試しに買い物に行った時も、エンストすることはなかったので、完調したと実感しました。
どうやら原因は、ジェットニードルに付着していた異物っぽかったので、改めてキャブレターは精密な機械なんだなと思い知らされてました。
また、マフラーを外すことなく、ことなきを得てよかったです。
〜Fin〜
ここ数週間で、アイドリングはするものの、アクセルを開けると吹け上がらず、エンストしてしまう状態になってしまいました。
冬場くらいから、上記の症状は出てきていたものの、一度エンジンがかかってしまえば、走ることができたので、そこまで気にしていませんでしたが、ついに走らない状態となってしまったので、現在の状態などを確認し、必要そうなアイテムを揃えて整備してみることとしました。
一通り実践してみたことをまとめてみたいと思います。
1.ジャイロXの復活計画
冒頭に述べたとおり、自分のジャイロXは、アイドリングはするものの、アクセルを開けても吹け上がらずストールしてしまうという状態です。しかも、この症状が確定的なものになったとき、自宅近くの坂の下まで運転していたので、帰りに押して帰ってくるのがきつかったです。
さてさて、なぜこのような状態になったのかについて、ネット等で調べてみたところ、以下のとおりでした。
●バッテリーが寿命を迎えている
●燃料供給ラインに負圧漏れがある
●プラグがかぶっている
●オートチョークの不良
●エアクリーナーの詰まり
●マフラーの詰まり 等
●燃料供給ラインに負圧漏れがある
●プラグがかぶっている
●オートチョークの不良
●エアクリーナーの詰まり
●マフラーの詰まり 等
どれも、購入して以降、触れた箇所がなかったため、一通り確認してみることとしました。
なお、当方のジャイロXは、2003年製でTD01の後期型です。
2.新品バッテリーへ交換
バッテリーがいつも弱いと感じていたからか、始動の際はいつもキックスタートにしていました。火花(スパーク)が弱いから、アクセルを開けても失火してしまうのであろうという予想です。
なので、バッテリーはこのタイミングで交換するのが良いと思って、以下の製品を購入しました。
久しぶりに大手メーカのGSユアサ製にしてみました。

↓ジャイロXのバッテリー
電解液注入・充電済みタイプで商品到着後すぐに車両への取り付け可能と説明書に書いておりましたが、念のため充電器で充電してみました。
充電から10分も経たないうちに、満充電となったので、しっかりと充電されていたようです。
さっそく取り付けてみると、ライトの点灯の具合が断然良くなったので、期待ができる!と思ってエンジンをかけたところ普通にアイドリングし始めました。
が、アクセルを開けると、「ブロロ、ヒューん。。。」とエンストしてしまいました。
なので原因は、バッテリーではなかったぽいです。
3.プラグ、エアクリーナー等の確認
バッテリー交換と合わせて、プラグやエアクリーナー、燃料供給ラインの点検を実施しました。プラグをとってみると、先端部分がガソリンで濡れていたので、念のため交換しました。
また、濡れているということは、キャブレターにはガソリンがしっかりときている証拠であるため、燃料供給ラインにはおそらく異常はないと思いました。
念のため、キャブレターに接続するガソリンラインと2stオイルラインを取り外してキックしたところ、ガソリンが勢いよく噴射したので、燃料供給ラインは生きていると確信しました。
さらにキャブのドレンボルトを緩めると、ガソリンがドレンホースを伝って出てきたので、キャブにもガソリンが溜まっていることも確認しました。
どうやら負圧漏れによるものではないようです。
また、エアクリーナーボックスを開けて、フィルターの状態を見てみると、目立った詰まりはなく、ほぼ新品同様でした。
もし負圧漏れやエアクリーナー詰まりがあったら、アイドリングもしないと思うので疑うべきは、燃料の濃さが上手く調節できていないのでは?という段階に突入しました。
4.オートチョークから手動チョークへの交換
上記のほか、ネットで得られた情報によると、ジャイロXのオートチョークというものは、比較的壊れやすいらしく、これを交換することで吹け上がりがよくなったという事例もあるようです。そもそもオートチョークは、冬の寒い時期にエンジンを始動させるために、ガソリンの濃度を温度センサーを通じて調整するものとのこと。
これが壊れると、エンジンが温まってチョークがOFFになっているはずがONのままになっていたりすることがあり、この状態でアクセルを開けるとめちゃくちゃ濃いガソリンを燃焼室に送ることになるため、エンジンがストールしてしまう。。。ということがあるようです。
しかも厄介なのが、壊れるときはいつもON状態のときが多いということらしいです。
まさに原因はこれかも!と思って早速、代替品を探してみることにしました。
探してみたところ、どうやらオートチョークとは別に手動チョークというものがあり、2,000円程度とのこと。
別に手動でも煩わしさを感じていないため、手動のものを購入することとしました。

さっそく設置してみました。

チョークをOFFにして早速エンジンをかけてみると、夏場だからかすぐにかかりました。
そして、アクセルを捻ってみると、吹け上がり、前進し始めました。
やった、これで直った!と思った束の間、すぐに「ブロロ、ヒューン・・・」とエンストしてしまいました。
これで前途多難となりました。
5.キャブレターのジェットニードルの確認
上記の対策で全てが整ったと思ったので、次に講ずべき事項としては、「マフラーの詰まりの確認」でした。しかし、マフラーは結構入り組んで設置されているため、取り外して清掃するにも手間がかかるので、これは避けたいと思っていました。
まだ、確認していない箇所としては、キャブレターくらいでしたので、一番確認しやすいジェットニードル付近をみてみることにしました(黄色く囲った位置にあります。)。

ジェットニードルを上下させる機構がうまく働いていなければ、ガソリンが逆に燃焼室の方へ供給されないと思ったからです。
上の蓋は、手で回すことができるので、取り外してみると、スロットルを回すとしっかりジェットニードルが上下方向に動くので問題はありませんでした。
一方、ジェットニードルの先端部に、透明なガムっぽい粘着物(1mm未満)が少し付着していました。
念のため、爪で取り除いてパーツクリーナーで洗浄してから、元の状態に設置し直しました。
期待感は薄いと思いながらも、再度エンジンをかけてみると、なんと吹け上がりが良好となり、しっかりと走り出すことができました(笑
その後、試しに買い物に行った時も、エンストすることはなかったので、完調したと実感しました。
どうやら原因は、ジェットニードルに付着していた異物っぽかったので、改めてキャブレターは精密な機械なんだなと思い知らされてました。
また、マフラーを外すことなく、ことなきを得てよかったです。
〜Fin〜
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