【推しの株】いきなりステーキを展開するペッパーフードサービス(3053)を投資する重曹ちゃんは購入していく
最近、いきなりステーキで有名な「ペッパーフードサービス(3053)」の株を購入しています。
なぜ、わたくしが世間的にオワコンと認識されている銘柄を購入しているのか、少し情報等をまとめてみました。
2018年までは、国内最大500店舗に届くかという勢いで、経営をどんどん拡大させていきました。
しかしながら、2019年以降、店舗の急速拡大による弊害として、新規のお客さんが想定以上についてこなかったため、売上総利益が減少していきました。
一度、商売が傾くとむなしいもので、一時1株8,000円だった株価も今では、130円付近まで下落しています。
そのほかにも、
●当時の社長のよくわからない張り紙
●単価を上げるための値上げ
●肉マネー制度の撤廃
●コロナショック
●世界的な物価高
●株主優待制度の廃止 etc…
などが2019年以降の不振を引き起こすファクターとなっています。
名物社長の一瀬邦夫氏も2022年にとうとう辞任しました。
それ以降は、吉と出るか凶と出るかわかりませんが、そのせがれが跡を継いでいます。

いきなりステーキHPより
今は、黒字回復に向けて試行錯誤を繰り返している状況です。
そこで、ペッパーフードサービス(いきなりステーキで)は、立ち食いスタイル等を採用し、外食ステーキをファストフード化することで、大きく単価を下げることに成功しました。
メインの商品である「ワイルドステーキ」に至っては、販売当初1ポンド2,000円を切る安さでした。
ちなみに、ワイルドステーキ300gは、2014年10月の時点では、1,050円でした。

いきなりステーキHPより
まさに、それまで高級料理と見做されていたステーキが、手頃な値段でお腹いっぱい食べられる時代がきたと思わせる販売戦略でした。
しかしながら、エポックメイキングともてはやされていたのも2018年までで、それ以降は前項で示したとおり、上手くいっていません。
以下の図は、2014年から2023年4月までの主要品目の価格推移を示しています。

ワイルドハンバーグ以外のメニューの価格は、2014年当時と比較すると約2倍に膨れ上がっています。
特に2020年以降は、コロナ禍+物価高ということもあり、右肩上がりが続いています。
これに対する世間の目は、以下のとおり、落胆するもの、冷たいもの、あきれるものが多いです。
そんな中でも、応援する意見もありました。
わたしももちろん後者です。
実際の損益は四半期ごとの公開となりますが、前年同月比のデータとなっていますので、売れ行きなどを推測するために必要な情報となっています。
しかしながら、表形式でまとめられていますので、例えば、2022年からのデータを可視化すると以下のとおりとなっています。

見てのとおり、店舗数は下降線を辿っています。
赤と青の棒がマイナスに大きく振れる月は、前年同月と比べて儲かっていないことを表しています。特に、2022年4月までは最悪でした。
ちなみに、黄色の棒がプラスになっているときは、客単価を上げている、つまり価格を上昇させた結果なので、これも実は儲かっていない理由の一つになっています。
2023年の1月までは、振れ幅が大きく業績が安定していませんでしたが、今年の2月からは、店舗数が減ったにも関わらず、前年同月比の振れ幅が安定してきています。
おそらく、2月から販売された「赤身肩ロースステーキ」の売れ行きが好調になってきたこと等が、上記の結果に繋がっていると推測されます。
それ以前は、約170円程度だったのですが、そこから約40円ほど下落したのは、第1四半期の業績が赤字だったことに起因しています。
そして赤字の第一の要因は、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金(約3.29億円)が得られなかったことと想定されます。
しかし、この現状を前向きに捉えるとすれば、前年同期と比較して、売上高はプラスで販管費はマイナスだったので、実質は赤縮に相当すると思います。
もし協力金があれば、2023年度第1四半期は約1億円程度の黒字だったでしょう。
前項で最近の成績を示したとおり、店舗数が少なくなってきたにも関わらず、前年同月比の幅が小さくなってきた(あるいは客数と売上がプラスになってきた)ということは、2023年度第2四半期は売上総利益がある程度見込まれるのではないかと思っています。
つまりは、今が「底」で、今後業績向上&株価上昇の方向に向かうのでは?という淡い期待が、最近購入を続けている理由になっています。
外食業界は、物価高の影響をモロに受けるため、道のりは険しいですが、応援しています。

@赤坂アカ×横槍メンゴ / 集英社
アンタの推しの株になってやる!という気概をみたいものです。
では、想定通りに行くかどうか、今後の動向もチェックしていきます。
株主優待も復活させましょう!
~Fin~
今日も今日とて。
— 投資する重曹ちゃん (@investor_juso) June 7, 2023
1株130円程度。笑
6月中旬予定の業績発表(5月分)まで継続的に購入。
イチボステーキが波に乗れば来月の業績発表にも期待。#ペッパーフードサービス #いきなりステーキ#ネオモバ pic.twitter.com/zkWDrXMebf
なぜ、わたくしが世間的にオワコンと認識されている銘柄を購入しているのか、少し情報等をまとめてみました。
1.これまでの経緯
ご存じの方も多いと思いますが、ペッパーフードサービスは、「美味しいステーキを安価でお腹いっぱい食べて欲しい。」というコンセプトのもと、いきなりステーキというチェーン店を各地に展開しています。2018年までは、国内最大500店舗に届くかという勢いで、経営をどんどん拡大させていきました。
しかしながら、2019年以降、店舗の急速拡大による弊害として、新規のお客さんが想定以上についてこなかったため、売上総利益が減少していきました。
一度、商売が傾くとむなしいもので、一時1株8,000円だった株価も今では、130円付近まで下落しています。
そのほかにも、
●当時の社長のよくわからない張り紙
●単価を上げるための値上げ
●肉マネー制度の撤廃
●コロナショック
●世界的な物価高
●株主優待制度の廃止 etc…
などが2019年以降の不振を引き起こすファクターとなっています。
名物社長の一瀬邦夫氏も2022年にとうとう辞任しました。
それ以降は、吉と出るか凶と出るかわかりませんが、そのせがれが跡を継いでいます。

いきなりステーキHPより
今は、黒字回復に向けて試行錯誤を繰り返している状況です。
2.世間からの目線
いきなりステーキが売れ始める以前は、いくらお手頃な値段のステーキが食べられると言っても、1ポンド(約450g)の大きなステーキをお店で食べれば3,000円~4,000円はかかる時代でした。そこで、ペッパーフードサービス(いきなりステーキで)は、立ち食いスタイル等を採用し、外食ステーキをファストフード化することで、大きく単価を下げることに成功しました。
メインの商品である「ワイルドステーキ」に至っては、販売当初1ポンド2,000円を切る安さでした。
ちなみに、ワイルドステーキ300gは、2014年10月の時点では、1,050円でした。

いきなりステーキHPより
まさに、それまで高級料理と見做されていたステーキが、手頃な値段でお腹いっぱい食べられる時代がきたと思わせる販売戦略でした。
しかしながら、エポックメイキングともてはやされていたのも2018年までで、それ以降は前項で示したとおり、上手くいっていません。
以下の図は、2014年から2023年4月までの主要品目の価格推移を示しています。

ワイルドハンバーグ以外のメニューの価格は、2014年当時と比較すると約2倍に膨れ上がっています。
特に2020年以降は、コロナ禍+物価高ということもあり、右肩上がりが続いています。
これに対する世間の目は、以下のとおり、落胆するもの、冷たいもの、あきれるものが多いです。
いきなりステーキ、他店より原価が高いとイキり出す pic.twitter.com/cfPn8u0OXy
— える (@lTfC8qI4PATLiaC) February 6, 2020
健康診断のため朝食抜きだったので、お昼腹減った結果、半年ぶりにいきなり!ステーキへ。
— ありるらん no war (@suemi2k) May 29, 2023
たまに食べるのはいいな。
しかし牛肉値上がりのためかワイルドステーキ300gランチが¥2K超え・・・高くなったなぁ。
昔なら450gが食えてた値段。 pic.twitter.com/1fiadUolOy
そんな中でも、応援する意見もありました。
いきなりステーキの店舗が少なくなってしまい、急に行きづらくなってしまいました。ステーキランチがお手頃。実際150グラムも食べれば満足なので、少しだけ単価の高い肉を選んでいます。頑張れいきなりステーキ(の経営陣)#いきなりステーキ pic.twitter.com/I2O7mCmcy2
— ニッキー課長 (@nikiniky_3) November 6, 2022
わたしももちろん後者です。
3.最近の業績
いきなりステーキの業績は、月ごとにペッパーフードサービスのHPで公開されています。実際の損益は四半期ごとの公開となりますが、前年同月比のデータとなっていますので、売れ行きなどを推測するために必要な情報となっています。
しかしながら、表形式でまとめられていますので、例えば、2022年からのデータを可視化すると以下のとおりとなっています。

見てのとおり、店舗数は下降線を辿っています。
赤と青の棒がマイナスに大きく振れる月は、前年同月と比べて儲かっていないことを表しています。特に、2022年4月までは最悪でした。
ちなみに、黄色の棒がプラスになっているときは、客単価を上げている、つまり価格を上昇させた結果なので、これも実は儲かっていない理由の一つになっています。
2023年の1月までは、振れ幅が大きく業績が安定していませんでしたが、今年の2月からは、店舗数が減ったにも関わらず、前年同月比の振れ幅が安定してきています。
おそらく、2月から販売された「赤身肩ロースステーキ」の売れ行きが好調になってきたこと等が、上記の結果に繋がっていると推測されます。
4.購入し始めた理由
現在の株価は、1株約130円程度に留まっています。それ以前は、約170円程度だったのですが、そこから約40円ほど下落したのは、第1四半期の業績が赤字だったことに起因しています。
そして赤字の第一の要因は、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金(約3.29億円)が得られなかったことと想定されます。
しかし、この現状を前向きに捉えるとすれば、前年同期と比較して、売上高はプラスで販管費はマイナスだったので、実質は赤縮に相当すると思います。
もし協力金があれば、2023年度第1四半期は約1億円程度の黒字だったでしょう。
前項で最近の成績を示したとおり、店舗数が少なくなってきたにも関わらず、前年同月比の幅が小さくなってきた(あるいは客数と売上がプラスになってきた)ということは、2023年度第2四半期は売上総利益がある程度見込まれるのではないかと思っています。
つまりは、今が「底」で、今後業績向上&株価上昇の方向に向かうのでは?という淡い期待が、最近購入を続けている理由になっています。
外食業界は、物価高の影響をモロに受けるため、道のりは険しいですが、応援しています。

@赤坂アカ×横槍メンゴ / 集英社
アンタの推しの株になってやる!という気概をみたいものです。
では、想定通りに行くかどうか、今後の動向もチェックしていきます。
株主優待も復活させましょう!
~Fin~
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