【低迷】いきなりステーキの一瀬邦夫社長、業績悪化でいきなり辞任!
今更感のあるニュースが飛び込んできました。
これまで、いきなりステーキで有名なペッパーフードサービス(3053)で陣頭指揮を執っていた一瀬社長が8月12日付で辞任となりました。
一時はニューヨークに進出するほど一世を風靡していたいきなりステーキに何が起きたのでしょうか。
少し情報や感想をまとめてみました。
業績不振なんて今更じゃねーか、と思う人はここ数年のいきなりステーキの情報を見てきた人たちでしょう。
実は、5月13日に公開された第1四半期の決算短信では、通期の業績予想が+約2.2億円というものでしたが、この度8月12日に公開された2022年12月期 第2四半期決算短信では、この業績予想が、-約10.9億円という結果になっており、予想が大きく外れたことがきっかけなのであろうと思います。
元々儲かっていないならまだしも、春の段階では株価がリバイバルすることが期待できる!とされていただけに、会社としても唖然とする結果となったからでしょうか。
過去の業績不振後、今までは一瀬邦夫前社長が再建に携わっていましたが、利益を生み出しきれなかった責任は誰がとるのかとなったときに、やはりそこは社長がとるのでしょうね。

2018年頃までは、店舗数も急激に拡大させるほどの勢いがあり、それに伴い株価も急上昇しました。
このときは、低糖質ダイエット、やせたいならタンパク質をとって筋トレすることが推奨されてきました。
いきなりステーキでも、トレーニングをしている人たちのために、ライス不要とする場合は、マイナス100円だったり、付け合わせのコーンをブロッコリーに変更できたりしました。
確かに、いきなりステーキのリピーターには、過度に肥満体質な人たちは少なかった気がします。
店舗数を急拡大した結果、店舗間でお客を取り合うようになったことが、凋落の原因とされてきていますが、肉マイレージカードの発行部数が1000万枚を超えていることを考慮すると、売上の多くはリピーターであり、店舗数拡大に応じて思ったよりも新規客を獲得できなかったことが直接の原因かもしれません。
株価をご覧になってわかると思いますが、うなぎ昇りだった売上高が、2018年を境に勢いをなくすと、株価に反映され、株価の下落を見て潮時と感じた人たちも多いでしょうから、負の連鎖を食い止めるような措置を短期的に講じられなかったのは残念ですね。
1回の食事で肉マイレージカード自体は貰えるのですが、仮に1回の食事で300gのお肉を10回食べると、ゴールドカードに昇格となります。
さらに累計で20kg食べるとプラチナカード、100kg食べるとダイヤモンドカードに昇格となります。
ちなみに、それぞれの特典は、
ゴールド → ソフトドリンク1杯無料
プラチナ → アルコールを含むドリンク1杯無料
ダイヤモンド → プラチナと同様のサービスを同伴者も可
というものです。
それぞれのランクは、2020年12月までは、イチローのヒット数のように、日々の積み重ねで達成しうるものでした。
一方現行のランクシステムは、従来の肉マイレージカードでは無く、「お食事ポイント」によるもので、公式HPで記載してあるように以下のとおりとなっています。
1ポイントを獲得するためには、1回お店に行って食事をしなければならないこと、また半年に一回締め日が来るため、ゴールドを仮に維持する場合は、6ヶ月間で20回食事しなければなりません。
月平均3-4回でいきなりステーキに通える環境であれば、ゴールドとシルバーへのランクアップや維持はたやすいでしょうが、僻地に住んでる方にとっては、従来のゴールドの特典をゲットすることはほぼ不可能になってしまったので、無理して行かない方が良いでしょう。
最安のワイルドハンバーグ150g(770円)を20回食べるとなると、約1.5万円ほど必要となります。
頻繁に通わないとランクを維持できないシステムは、当初肉マイレージでプラチナやダイヤモンドに昇格した人たちを悩ませましたが、どうやら累計で20kg以上又は100kg以上食べていれば、ランクは維持できるとのことです。
ただし、最低1年に1回食事しないと失効するようです。
あとは、「肉マネー」というお得なシステムがあったのですが、これも廃止になりました。
いきなりステーキで使用できる電子マネーで、現金等でチャージすると数%の割り増しポイントがつくものでしたが、肉の日(毎月29日など)では、最高30%付くときもあるため、1万円チャージすると実質2千円程度のステーキがタダになるという、リピーターにはとても嬉しいシステムがありました。
残念ながら、こちらのシステムもなくなりました。
長年の売上に貢献してきたリピーター潰しになってないか?という疑問が拭いきれません。
わたしも月4回ほど通ってきましたが、上記の理由で半年に1回行く程度となりました。
なぜ、半年に1回となったかは、ペッパーフードサービスの株主優待(3,000円分)を利用するためです。
ですが、8月12日の決算発表にて、この株主優待も廃止することとなったため、所有していた300株も手放すこととしました。
せっかくプラチナに昇格したので、今後も一年に1回は食べようと思います。
あと地味に主力商品の値段をつり上げていってるので、なんとかならんかと思っています。
今となっては、株価もお買い得では無くなってしまいましたがw
~Fin~
これまで、いきなりステーキで有名なペッパーフードサービス(3053)で陣頭指揮を執っていた一瀬社長が8月12日付で辞任となりました。
創業者の一瀬邦夫氏が社長辞任、「いきなり!ステーキ」はなぜここまで凋落してしまったのか - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス
「いきなり! ステーキ」を展開するペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長CEOが業績不振の経営責任を明確にするという理由...
一時はニューヨークに進出するほど一世を風靡していたいきなりステーキに何が起きたのでしょうか。
少し情報や感想をまとめてみました。
●いきなり!辞任!●
1.辞任の経緯
一言で言えば、業績不振がきっかけで辞任に至ったようです。業績不振なんて今更じゃねーか、と思う人はここ数年のいきなりステーキの情報を見てきた人たちでしょう。
実は、5月13日に公開された第1四半期の決算短信では、通期の業績予想が+約2.2億円というものでしたが、この度8月12日に公開された2022年12月期 第2四半期決算短信では、この業績予想が、-約10.9億円という結果になっており、予想が大きく外れたことがきっかけなのであろうと思います。
元々儲かっていないならまだしも、春の段階では株価がリバイバルすることが期待できる!とされていただけに、会社としても唖然とする結果となったからでしょうか。
過去の業績不振後、今までは一瀬邦夫前社長が再建に携わっていましたが、利益を生み出しきれなかった責任は誰がとるのかとなったときに、やはりそこは社長がとるのでしょうね。
2.再建に至らなかった原因
ここ10年の株価をみてみます。
2018年頃までは、店舗数も急激に拡大させるほどの勢いがあり、それに伴い株価も急上昇しました。
このときは、低糖質ダイエット、やせたいならタンパク質をとって筋トレすることが推奨されてきました。
いきなりステーキでも、トレーニングをしている人たちのために、ライス不要とする場合は、マイナス100円だったり、付け合わせのコーンをブロッコリーに変更できたりしました。
確かに、いきなりステーキのリピーターには、過度に肥満体質な人たちは少なかった気がします。
店舗数を急拡大した結果、店舗間でお客を取り合うようになったことが、凋落の原因とされてきていますが、肉マイレージカードの発行部数が1000万枚を超えていることを考慮すると、売上の多くはリピーターであり、店舗数拡大に応じて思ったよりも新規客を獲得できなかったことが直接の原因かもしれません。
株価をご覧になってわかると思いますが、うなぎ昇りだった売上高が、2018年を境に勢いをなくすと、株価に反映され、株価の下落を見て潮時と感じた人たちも多いでしょうから、負の連鎖を食い止めるような措置を短期的に講じられなかったのは残念ですね。
3.本当に残念なリピーターの減少
いきなりステーキは、独自の肉マイレージカードという制度で根強いリピーターを獲得してきました。1回の食事で肉マイレージカード自体は貰えるのですが、仮に1回の食事で300gのお肉を10回食べると、ゴールドカードに昇格となります。
さらに累計で20kg食べるとプラチナカード、100kg食べるとダイヤモンドカードに昇格となります。
ちなみに、それぞれの特典は、
ゴールド → ソフトドリンク1杯無料
プラチナ → アルコールを含むドリンク1杯無料
ダイヤモンド → プラチナと同様のサービスを同伴者も可
というものです。
それぞれのランクは、2020年12月までは、イチローのヒット数のように、日々の積み重ねで達成しうるものでした。
一方現行のランクシステムは、従来の肉マイレージカードでは無く、「お食事ポイント」によるもので、公式HPで記載してあるように以下のとおりとなっています。
お食事ポイント
1回のお食事、お会計につき1ポイントが加算されていきます。
ランクにはホワイト〜ダイヤモンドの5段階のステータスがあります。
ランク維持(キープ)するには
シルバー10個、ゴールド20個、プラチナ30個、ダイヤモンド40個のお食事ポイントが必要となります。
ランクアップするには
ランクアップするには下記お食事ポイントが必要となります。
ホワイト
↓
↓お食事ポイント計10個
↓
シルバー
↓
↓お食事ポイント計20個
↓
ゴールド
↓
↓お食事ポイント計30個
↓
プラチナ
↓
↓お食事ポイント計40個
↓
ダイヤモンド
1回のお食事、お会計につき1ポイントが加算されていきます。
ランクにはホワイト〜ダイヤモンドの5段階のステータスがあります。
ランク維持(キープ)するには
シルバー10個、ゴールド20個、プラチナ30個、ダイヤモンド40個のお食事ポイントが必要となります。
ランクアップするには
ランクアップするには下記お食事ポイントが必要となります。
ホワイト
↓
↓お食事ポイント計10個
↓
シルバー
↓
↓お食事ポイント計20個
↓
ゴールド
↓
↓お食事ポイント計30個
↓
プラチナ
↓
↓お食事ポイント計40個
↓
ダイヤモンド
1ポイントを獲得するためには、1回お店に行って食事をしなければならないこと、また半年に一回締め日が来るため、ゴールドを仮に維持する場合は、6ヶ月間で20回食事しなければなりません。
月平均3-4回でいきなりステーキに通える環境であれば、ゴールドとシルバーへのランクアップや維持はたやすいでしょうが、僻地に住んでる方にとっては、従来のゴールドの特典をゲットすることはほぼ不可能になってしまったので、無理して行かない方が良いでしょう。
最安のワイルドハンバーグ150g(770円)を20回食べるとなると、約1.5万円ほど必要となります。
頻繁に通わないとランクを維持できないシステムは、当初肉マイレージでプラチナやダイヤモンドに昇格した人たちを悩ませましたが、どうやら累計で20kg以上又は100kg以上食べていれば、ランクは維持できるとのことです。
ただし、最低1年に1回食事しないと失効するようです。
あとは、「肉マネー」というお得なシステムがあったのですが、これも廃止になりました。
いきなりステーキで使用できる電子マネーで、現金等でチャージすると数%の割り増しポイントがつくものでしたが、肉の日(毎月29日など)では、最高30%付くときもあるため、1万円チャージすると実質2千円程度のステーキがタダになるという、リピーターにはとても嬉しいシステムがありました。
残念ながら、こちらのシステムもなくなりました。
長年の売上に貢献してきたリピーター潰しになってないか?という疑問が拭いきれません。
わたしも月4回ほど通ってきましたが、上記の理由で半年に1回行く程度となりました。
なぜ、半年に1回となったかは、ペッパーフードサービスの株主優待(3,000円分)を利用するためです。
ですが、8月12日の決算発表にて、この株主優待も廃止することとなったため、所有していた300株も手放すこととしました。
いきなりステーキで有名なペッパーフードサービス(3053)と昨日と今日の相場で無事お別れできました。
— 𝔾𝕀𝔾𝕃𝕆 👻ゆるふわモデレーター👻 (@giglo_2020) August 16, 2022
優待を何回ももらい、含み益の状態でお別れできたことは大変光栄に思います。
今後同社のますますのご健勝をお祈りします。#いきなりステーキ#いきなり不景気 pic.twitter.com/UiAGGCH0a4
せっかくプラチナに昇格したので、今後も一年に1回は食べようと思います。
あと地味に主力商品の値段をつり上げていってるので、なんとかならんかと思っています。
今となっては、株価もお買い得では無くなってしまいましたがw
明日というか今日は、株主優待を消費するために「いきなりステーキ」という美味しいステーキが安く食べられるチェーン店に突撃予定。
— 𝔾𝕀𝔾𝕃𝕆 👻ゆるふわモデレーター👻 (@giglo_2020) April 23, 2022
しかし、メニュー見る度に値上げしてると思うのは、わたしだけ?
乱切りカットステーキなんてダブルバガー手前やん。笑
お買い得なのは株価だけなんだよなぁ。 pic.twitter.com/RfQoCwOMpm
~Fin~
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