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【オートバイ】KAWASAKI W1SAの修理状況、スペック、諸元など

2013/07/13
車・バイク 0
KAWASAKI W1SA
0数年不動車の状態だったW1SAを、昨年の夏から、ちょくちょく直し、今回始動させてみましたので、それまでの経緯等をまとめてみたいと思います。





1.W1SAの概要

 W1SA宣材写真



 イギリスにかつて存在したバイクメーカ「BSA(Birmingham Small Arms Trade Association)」のOHV(Over Head Valve)エンジンを搭載したオートバイが、W1SAの源流となります。

 このBSAの技術を国内に持ち込んだのが「目黒製作所」であり、4サイクルのOHVエンジンを搭載した大排気量のオートバイの生産が日本で始まりました。

 目黒製作所ラインナップ
 

 イギリスからその仕様等を導入したため、「右足シフトチェンジペダル・左足ブレーキペダル」という、現在では逆足仕様のオートバイが生産されました。

 また、スーパーカブなどで使用される「ロータリー・チェンジ式(連続して踏み込むことでギアを上げていく機構)」を開発したのも目黒製作所と言われています。


 その後、目黒製作所は川崎重工業に吸収され、メグロオートバイは、1966年にカワサキメグロから「KAWASAKI W1」として新たに生まれ変わりました。

 W1は、その後マイナーチェンジが施され、1968年にシングルからツインキャブ等へ変更した「W1S(スペシャル)」が誕生し、その3年後の1971年にリンクを介して「右足ブレーキペダル・左足シフトチェンジペダル」に変更した「W1SA」が誕生しました。

 なお、W1SA以降には、DOHCエンジンを搭載した750RS(通称Z2)の販売から約1年後の1973年に、Wシリーズの後継車として「650-RS(通称W3)」が誕生しています。

 その後、現在までに、W1〜W3を踏襲して2気筒エンジンを搭載したW650やW800などのオートバイも開発・販売されています。




2.W1SAの諸元

 1971年の販売当時に公表されたスペックは以下のとおりです。
 ●エンジン形式:空冷4ストローク2気筒OHV2バルブ
 ●総排気量(内径×行径):624cc(74×72.6mm)
 ●最高出力:53ps/7000rpm
 ●最大トルク:5.7kg・m/5500rpm
 ●圧縮比:9.0
 ●変速機:4速リターン
 ●全長×全幅×全高:2135×850×1100mm
 ●軸距離:1420mm
 ●車両重量:199kg
 ●燃料タンク容量:15L
 ●タイヤ前・後:3.25-19・4.00-18
 ●発売当時価格:348,000円

 
 1971年当時と2012年の消費者物価指数を比較・勘案すると、現在購入するとなれば90万円くらいですかね。

 また、現在のオートバイが6速が主流になっていることを考えると、4速は少ないように感じます。

 あと、ブレーキは前後でドラム式です(ドラム式のブレーキは50ccのスクーターのイメージが強かったので、大型車に実装されていることに驚きを隠せません。)。



3.今回行った部品の取替えや修理など

 2012年の夏から、車庫の奥に放置されていたものを引っ張り出して、分解・洗浄などを行いました。
 

【オートバイ】オートバイのパンク、その他

国道299を通ってオートバイで群馬に帰省中に、後ろのタイヤがかなり滑る感じがしました。...帰省後は、不動のオートバイ(W1SA)を整備してみました。...


 まずは、キックを踏み込んで圧縮があるか、そしてオイルが回るかどうかを確認し、その後バッテリーを繋いで電装系が生き残っているかを確認しました。

 これらは、あらかた大丈夫なようでした。


 主に、部品を取り替えたり、修理した部分は以下のとおりです。
 ●バッテリー(YB7L-B)への交換
 ●ガソリンタンクのサビ取り(花咲かG仕様)
 ●フューエルコックの洗浄
 ●YAMAHAのキャブクリーナーでキャブレターの洗浄・調整
 ●イリジウムプラグ(IW16)への変更
 ●クラッチ板の張付きの解除
 ●タイヤ(前後)の交換
 ●ヘッドランプをハロゲン化
 ●ニュートラルインジケータ電球の交換


 
 





 また、クラッチ板の固着を取るために、プライマリーチェーンの外側のケースを開けたので、以下のガスケットも購入しました。

 このガスケットを間に挟み込むだけでは、スピンドルオイルが漏れてきてしまうので、合わせて液体ガスケットも使用する必要があります。
 

 プライマリーチェーンケースは以下の写真の赤丸部分です。
 PCCの位置

 ネジで固定されているので、長年不動状態だった車両のものを開ける際には、薬品+インパクトで固着を取るようにしたほうが良いかもしれません(ドライバーだけで開けようとすると、ネジ穴をナメる可能性があります。)。



4.不動車状態からの始動状況

 キャブレターの油面の位置調整が大変でしたが、チョークなどをうまく使ってなんとか始動させることができました。


 あらっぽく整備したわりに、エキゾーストサウンドも好調な様子です。

 タコメータも不動だったのですが、ワコーズのラスペネなどを吹き付けたら動くようになりました。笑

 

 


 では、今後また何か整備したらまとめてみたいと思います。
 W1SA2


 
以上



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